腸内細菌はどのようなものなの？

こんばんは，

親子で便秘に悩める元ナース，お通じママです。

前回は，「腸内フローラ」についてお話しました。

＞＞詳しくは，「腸内フローラ」ってご存じですか?をどうぞ。

そのなかで，腸内細菌は主に3つのグループに分かれることを簡単にお話しました。

でも，腸内細菌ってどのようなものなの(?_?)

今回は，それらの腸内細菌についてさらに詳しく，以下の項目に沿ってお話しようと思います。

1. ＜腸内細菌の3つのグループ＞
2. ＜善玉菌vs悪玉菌の勢力争い＞
3. ＜理想的な腸内細菌のバランス＞

＜腸内細菌の3つのグループ＞

（1）善玉菌：腸を酸性に保ち，便秘や下痢を防ぐ。消化吸収を助け，免疫細胞を活性化させる。

代表的な菌は，ビフィズス菌，乳酸菌，腸球菌など。

（2）悪玉菌：腸内で腐敗を起こす菌。腸内をアルカリ性にして有害物質や悪臭を作り出す。

代表的な菌は，ウェルシュ菌，大腸菌，ブドウ球菌など。

（3）日和見菌：腸内環境によっていずれにもなりえる。悪玉菌が優性になると一転有害物質を作り出す元となる。

代表的な菌は，バクテロイデス，ユウバクテリウム，嫌気性連鎖球菌など。

＜善玉菌vs悪玉菌の勢力争い＞

腸内では，常に善玉菌と悪玉菌が勢力争いを繰り広げられているそう。

一方，日和見菌はというと…

善玉菌優性の時→日和見菌はおとなしくなり腸内は酸性に傾く＝善玉菌の味方

悪玉菌優性の時→日和見菌が悪玉菌とともに活性化し，腸内環境は悪化＝悪玉菌の味方

なるほどd(￣ ￣)

それにしても，やはり日和見菌というのは，ほんとに不思議な菌ですねー(^^)

勢力に強いほうに味方につくなんて，ちゃかりしてますね（笑）。

日和見菌は，離乳期以降その数は，ほとんど増減しないようです。

ということは，図をみても分かるように，善玉菌の割合が悪玉菌の割合より多く存在すれば良いということですね💡

でも，悪玉菌を完全になくすことは不可能ですよね。

悪玉菌も含めて，色々な菌がいることで，腸内フローラが活性化されるとのこと。

そして，悪玉菌は，体に悪い作用だけをするわけではないと，最新の研究でわかってきたとも本に書いてありました。

なるほどd(￣ ￣)

善玉菌が正義で，悪玉菌が悪者だと，必ずしも言えないわけなんですね💡

やはり悪玉菌より善玉菌を多くしたほうが良いということが分かりました。

では，それぞれの菌がどのような割合だと理想的なのでしょうか⁉

＜理想的な腸内細菌のバランス＞

理想的な腸内細菌のバランスとは，

善玉菌：日和見菌：悪玉菌＝2:7：1

これぞ，黄金比率なのです‼

この黄金比率に近づけるようにすると良いというわけですね💡

＜参考文献＞

1）伊藤裕監修　『腸内フローラ健康法太りやすい人ほどやせる！』　株式会社学研パブリッシング，2015，p11～13

2）松生恒夫　『腸育をはじめよう！子どもの便秘を放置したらダメ！』　株式会社講談社，2013，p33，34

では，どのようにすれば，理想的な「腸内フローラ」を形成することができるのでしょうか(?_?)

それは，また別の機会に皆様にお話できれば…と思っています。

そのためには，勉強頑張らなければ(._.)φ

乞うご期待(^_-)-☆

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